エストクリニックグループでは、育児や介護を行う労働者が十分に能力を発揮できるよう、育児休業又は介護休業取得者に対し、職場適応性や職場能力の維持・回復を図る措置として、「職場復帰講習」を積極的に導入したり、育児時間を積極的に導入したり、育児時間を積極的に取得させることや始業時間の繰り下げを行うなど、仕事と育児の両立支援に取り組んでいます。

19年度 取り組み目標
取り組みへの周知徹底
管理職層への研修を実施し、両立支援のより一層の理解を図り、職員の周知徹底に努めます。
相談体制の確立
育児休業・介護休業取得者向けの相談窓口を設け、休業者の不安を解消するために、休職取得前後の相談体制を確立します。
休職者の意識啓発
定期的に外部からの講師(スペシャリスト)を招き、復帰に向けての不安解消や現場事情に遅れをとることのないよう説明、実地訓練を行うなど、復帰への意識啓発を図ります。

19年度の成果 初年度の取り組みにより、以下の成果を達成しました。
育児・介護休業を長く取る場合に代替要員を確保することを就業規則に明文化し、育児休業や介護休業など、取得しやすい職場環境作りに努めた結果、休業取得率を100%達成し、休業者の退職も防ぐことができました。
新人入社時のオリエンテーションで当院の両立支援制度を説明し、会社が両立支援をサポートする事を約束するとともに、安心して育児・介護に専念できる職場環境づくりを目指し、労働者の意識啓発を行った結果、医業成績が開業後、最高を記録しました。
管理職層への両立支援の研修を行い、各所属長に対し、休業における理解を図り、管理職層とその下で働く労働者の意志の疎通が今まで以上に増した、と院内各所から声が上がっています。

20年度 取り組み目標
勤務体制の見直し
育児休業取得者などの為の相談窓口を設け、休暇取得前や休暇取得後、復帰後の職務などについての相談対応を行います。
労働者の意識啓発
不定期に外部からの講師を招き、休業後の不安を無くし職場復帰への意識啓発を図ります。
両立支援の環境づくり
社内アンケートやヒアリングの実施などで仕事と家庭の両立に関する従業員の意見要望を取り上げて、改善を図ります。
継続雇用の推進
定年に達したとき(満60歳の誕生日の前日)に、定年後の再雇用を希望した場合には、労使協定基準を満たす者は所定の手続きを経て法定義務化年齢まで雇用します。労働条件は定年後の再雇用時に個別に決定します。

医療社団法人クロース・トゥ・ユー
理事長 澤田 光広